2012年11月14日水曜日

膵臓がんの新治療法が有効

膵臓がん治療の新しい抗がん剤治療法が注目を集めている。 膵臓がんの延命効果が確認されたためだ。

抗がん剤のアブラキサン(パクリタキセル)とゲムシタビン(ジェムザール)の併用で、生存期間が延びることが確認されたのだ。アブラキサンは、抗がん剤「パクリタキセル」をヒトアルブミンと結合させた懸濁注射剤だ。

スイスの製薬会社セルジーンが、未治療の進行性膵臓がん患者を対象とした治験を実施し、アブラキサン(パクリタキセル)とゲムシタビン(ジェムザール)の併用治療で第3相臨床試験の結果、全生存期間が有意に改善したのだ。さらに、この2つの抗がん剤を併用する新治療法の安全性は、アブラキサンの単独療法の臨床試験と同等だったとされる。

膵臓がんの抗がん剤は種類が少ないため、新治療法に期待が高まっている。